2020年3月7日土曜日

WSL上に開発環境を整える

自宅PCにPythonなどのプログラミングができる環境を整えてみました。
私が研究室にいたころ(といっても2013-2016年ですが)は、
スペックの高くないWin7にVirtualBoxとCentOSの組み合わせで作業環境を作っていましたが、
今どきはWSLを使えばいとも簡単に作業環境ができてしまうのですね。

以下、メモ書き。

①Windows Sybsystems for Linux(WSL)の有効化
②Ubuntu 18.04 LTSのインストール
 ※CentOSで6年間慣れてしまったのでホントはCentOSがよいのだが・・・WSL対応版がない
③ユーザー設定
④SSH環境構築
 ・もともと入っているsshサーバを削除
  $ sudo apt-get remove openssh-server
 ・sshサーバの再インストール
  $ sudo apt-get install openssh-server
 ・/etc/ssh/sshd_configを設定変更し、パスワード認証でログインできるように
  ListenAddress 127.0.0.1
  ListenAddress ::1
  PasswordAuthentication yes
 ・サービスのリスタート
  $ sudo service ssh restart
   ※電源を切る度に上記コマンドは打たないといけない
   ※自動化もできるらしい
 ・PuTTYで接続→接続できることを確認
   ※公開鍵認証での接続は後で試すこと
⑤もろもろの初期設定
 ・リポジトリを日本国内に変更
 ・インストールしているソフトウェアの更新
 ・日本語環境の設定
 ・作業用ディレクトリを
  /mnt/c/Users/ユーザー名/Documents/work/
  に作成し、homeに作業用ディレクトリのリンクを貼る。
  作業は基本的にworkで行う。
⑥各種ソフトウェアのインストール
 ・Xming
 ・ImageMagick
 ・libpng
 ・JasPer
 ・zlib
 ・gfortran
 ・gcc
 ・Anaconda
⑦VScodeで開発をするための設定
 ・VScodeに拡張機能Remote-WSLとPythonをインストール
 ・Ubuntu側からWSLを起動
⑧Anacondaの環境設定
 下記をインストール
 ・python3.7
 ・numpy
 ・pandas
 ・scikit-learn
 ・netCDF4
 ・matplotlib
 ・seaborn

気象庁HPからダウンロードした大阪の気温・湿度(1時間値)を以下のプログラムで計算すると、
気温9.2℃、湿度57%になったので大丈夫でしょう。
import pandas as pd

ifile = '../data/amedas/osaka_201901.csv'
df = pd.read_csv(ifile,index_col=0,parse_dates=True,header=0)
print(df['2020-01-10'].mean().round(1))
さて、この本やりますか。

【参考】
http://www.aise.ics.saitama-u.ac.jp/~gotoh/HowToInstallUbuntu1804OnWSL.html#toc5
https://scratchpad.jp/category/linux/debian/
https://qiita.com/_masa_u/items/d3c1fa7898b0783bc3ed

WSL上に開発環境を整える

自宅PCにPythonなどのプログラミングができる環境を整えてみました。 私が研究室にいたころ(といっても2013-2016年ですが)は、 スペックの高くないWin7にVirtualBoxとCentOSの組み合わせで作業環境を作っていましたが、 今どきはWSLを使えばいとも...