私が研究室にいたころ(といっても2013-2016年ですが)は、
スペックの高くないWin7にVirtualBoxとCentOSの組み合わせで作業環境を作っていましたが、
今どきはWSLを使えばいとも簡単に作業環境ができてしまうのですね。
以下、メモ書き。
①Windows Sybsystems for Linux(WSL)の有効化
②Ubuntu 18.04 LTSのインストール
※CentOSで6年間慣れてしまったのでホントはCentOSがよいのだが・・・WSL対応版がない
③ユーザー設定
④SSH環境構築
・もともと入っているsshサーバを削除
$ sudo apt-get remove openssh-server
・sshサーバの再インストール
$ sudo apt-get install openssh-server
・/etc/ssh/sshd_configを設定変更し、パスワード認証でログインできるように
ListenAddress 127.0.0.1
ListenAddress ::1
PasswordAuthentication yes
・サービスのリスタート
$ sudo service ssh restart
※電源を切る度に上記コマンドは打たないといけない
※自動化もできるらしい
・PuTTYで接続→接続できることを確認
※公開鍵認証での接続は後で試すこと
⑤もろもろの初期設定
・リポジトリを日本国内に変更
・インストールしているソフトウェアの更新
・日本語環境の設定
・作業用ディレクトリを
/mnt/c/Users/ユーザー名/Documents/work/
に作成し、homeに作業用ディレクトリのリンクを貼る。
作業は基本的にworkで行う。
⑥各種ソフトウェアのインストール
・Xming
・ImageMagick
・libpng
・JasPer
・zlib
・gfortran
・gcc
・Anaconda
⑦VScodeで開発をするための設定
・VScodeに拡張機能Remote-WSLとPythonをインストール
・Ubuntu側からWSLを起動
⑧Anacondaの環境設定
下記をインストール
・python3.7
・numpy
・pandas
・scikit-learn
・netCDF4
・matplotlib
・seaborn
気象庁HPからダウンロードした大阪の気温・湿度(1時間値)を以下のプログラムで計算すると、
気温9.2℃、湿度57%になったので大丈夫でしょう。
import pandas as pd
ifile = '../data/amedas/osaka_201901.csv'
df = pd.read_csv(ifile,index_col=0,parse_dates=True,header=0)
print(df['2020-01-10'].mean().round(1))
【参考】
http://www.aise.ics.saitama-u.ac.jp/~gotoh/HowToInstallUbuntu1804OnWSL.html#toc5
https://scratchpad.jp/category/linux/debian/
https://qiita.com/_masa_u/items/d3c1fa7898b0783bc3ed